ずっと見ていたいんだ。

舞台を観たり映画やドラマを観たり好きな人をみていたり。

四月は君の嘘 高崎千秋楽をみた

東京公演千秋楽から一週間。

高崎芸術劇場に行ってきました。

 

東京からだと高崎は近いじゃん???

(元埼玉県民なので身近なだけかも)

 

高崎芸術劇場がまたよいんですよ。

アクセス良し(高崎駅から繋がってる!10分は歩かないと思う)

建物良し(光がいっぱい入るし、キレイだし、広々!)

座席良し(背もたれがしっかりしてて、前屈みになりにくいし、疲れない、段差がしっかりあって、重なりにくい)

音響良し(響きが良い!)

 

このハコ、なんで都内にないんだろう…

高崎でもいいからもっといろいろやってほしい。

 

6/5 マチネ 高崎千秋楽 小関寺西回を、

東京からの違い中心に。

 

 

まず。

 

こせてらの関係性がめちゃめちゃよくなってた!!!!

比較対象が東京こせてら初日のソワレ(2公演目)なので、みんな知ってたらごめんなさい。

こせてら初日は、微妙にお互い探り探りで、遠慮あるのかな?という感じが見えていたのが、寺西くんも思い切りよくなってたし、小関くんも遠慮なく甘えたりぶつかったりしていた気がする。

東京レポに、何で仲良いかわかんない、って書いたんですが、

高崎でみたこせてらは、

小関公生は、太陽みたいに明るくて優しい寺西渡のことが眩しいし大好き

寺西渡は、ちょっとポワンとしてる小関公生の優し過ぎるところが大好きだしほっとけない

という感じに、私には見えたので、

成長した…!!!仲良くなった…!!!

と感動してました。

そして、2人の関係に遠慮がなくなったので、「何を告げればいい」のぶつかり合いもすごい迫力だったし(ここで、水田渡と寺西渡の違いが、水田渡はかをりよりも公生の方が大切感あったのが、寺西渡は自分の不甲斐なさと公生への苛立ちを同時にぶつけてる感があるなあ、と感じたりした。寺西渡もいいやつだよ!)、そのあとの椿の私をみてよーが余計に切なかった…どこまでも切なさを更新する椿………

 

寺西渡自体も、だいぶ変わってきていて、歌はややロックスター味が出てきてますますカッコ良くなってたし、ダンスも、ジャンプ高くなってるじゃん!!!と私が思うくらい、大きくなってた。緊張してたのかな、前見た時は。

 

あと、かをりがかなり変わって、

東京よりも、感情表現が豊かになって、泣いたり、沈んだりが繊細かつ大胆になっていた気がする。

公生だけ泣いてるみたいに見えてたシーンで、かをりもめちゃめちゃ泣いてるとかがわかって、公生があんなに泣いてる理由がもっと見えてきた。

そして、小関公生へのぐいぐい感がめちゃ増した!

特に後夜祭で流れ星を見るシーン、かをりがめちゃ顔を寄せてて、それにびくっと動揺してる公生がリアルでキュンとした…(またこのびくっ、というのが、演技でしてるというより、本当にびっくりしてる、みたいな反応で、小関くんの凄みを感じた)

そして、病院の屋上のシーンでも、感情の溢れさせ方が大きいので、小関公生が東京では肩を抱くかどうかも恐る恐る…だったのが、抱きしめずにいられない、という感じになって、そんな切ないことある????くらいに切なさすぎた。

 

自転車疾走シーン。

東京前楽では楽譜バサバサがやばかったのだけど、反省したのかな???この日は、前半はちゃんと読んでいて、後半に風に吹かれてバサバサバサ………となっていた。途中、かをちゃんが押さえてあげたけど、手を離すので、またバサバサして顔に張り付く…までやってたぞ。小関公生、気合い凄くない?

 

さよなら、母さん。

リトル公生と、小関公生との歌の掛け合いが、素晴らしくなってた!!!!!!

ただ、歌を重ねているのではなく、お互いの歌に応え、想いを重ね合ってるのがわかって、歌でコミュニケーションとれてるし、子役とは言え本当にプロで、すごく成長していて、いやー、すごいんだなあ。(この違いって言葉で表現するの難しい…感覚的ではあるんだけど…なんだろう、同じトーンでお互いに歌えているというか、呼吸が合ってるというか…)

 

椿ちゃんは、回を追うごとに、公生に向ける眼差しと想いの表現が強くなっている。この回は、後夜祭でかをりが公生を流れ星みに誘うところ、いつもは背中を向けたまま聞いてたのに、振り返って見てしまっていた。もう好きじゃん!!!めちゃめちゃ好きじゃん!!!そんなに好きなのにそんな言い方すんな!(何を告げればいいの2コーラス入りのセリフね)

 

小関公生は、いい意味で力が抜けて、より小関くん中の人っぽい公生になっていた。優しくて、ちょっと不思議くんで、すごい絶望と恐怖を抱えてるのに何事もないように過ごしていて。歌もすごく小関くんらしい歌い方になって、より気持ちよさが増してた。小関くんはそもそも役の感情をそのままのせているので、気持ちよく歌ってても、観客が置いてけぼりとかにならない気がする。いや、そこはもしかしたらものすごいスキルとバランスで調整してるのかもしれないんだけど…とにかくどんどん良くなってました。

 

カテコは2回目からスタオベ。

 

この劇場、拍手の音も素晴らしく響くのです。拍手があまりに美しく響いてて、推しとカンパニーがこんな素晴らしい拍手に包まれている光景を見ながら、それに感動して泣いてました。(誰?)

 

ケーキレポとカテコレポはもう皆さんにお任せします…でも2回目カテコはしっかりいいこと言ってた小関くん、3回目カテコはいくちゃんにリードされてて、完全にそういうキャラなんだなあ…と笑ってしまった。

 

さて!次は私は博多です。

その間皆さんのレポ待ってる………

 

そして小関くん、26歳最後の君嘘を見せてくれてありがとうございました!(突然の私信)

 

 

四月は君の嘘 感想つれづれ④

④で終わったらいいなーと思ってる。思ってる・・・。

 

①〜③はこちら

 

harutreasure1.hatenablog.com

harutreasure1.hatenablog.com

 

harutreasure1.hatenablog.com

 

ネタバレするための記事です!!!

 

 

 

 

M26 何を告げればいい

このシーン好き過ぎてしんどいのだが。

 

かをりちゃんのお見舞いに誘う渡を、

「行かない」と断る公生。

最初は、「かをりちゃんと何かあったのか?」って、

優しい渡が、

「行かないってば!!」っていう公生の頑なな態度にキレて、

「お前それちょっとひどくね?」

っていう、この渡の言い方が

熱くて、お?ってなる。

特に水田渡だと、ここで既に、カチン、って音が聞こえる!!

寺西渡だと、ここにまだ、どうしたんだ?っていう様子を伺う雰囲気が見える。

そして、

「こっち向けよ公生!!!!!」

がさあ、水田渡が容赦なく掴みかかるし、

その瞬間、ぐっちゃぐちゃに嗚咽する小関公生がいて、

もう、見てるこっちが感情ぐちゃぐちゃになるーーーー。

内向きに泣いてるのに、ぐっちゃぐちゃで、

それにびっくりする水田渡・・・。

「ぼくはどうしたらいい??どんな顔して会えばいい?

わからないんだよ・・・!!!!」

で、公生が泣き崩れて、渡にしがみついて、懇願するかのようにすがるのが、

すごいんですよ・・・!!!!

でも、公生が気持ちを表に出したのは、多分この時が初めて・・・。

今まで自分の中に抑え込んでた恐怖と絶望を、初めて渡に出せるんですよ・・・。

これが、水田渡が相手だと、本当にすがるようにぶつけてる小関公生。

エモい。エモすぎる。

そして、それを抱きしめるかのように優しく、

「それでも、お前はかをりちゃんに会いにいくべきだと、俺は思うよ」

って諭す水田渡。

きゃーーーーーー!渡がイケメンすぎる!!!!!

水田渡は、かをりちゃんにちょっと舞い上がってたけど、かをりが本当は公生が好きなの途中からわかってるし、なんならかをりちゃんより公生の方が大事に思ってるよね??????

ちなみに寺西渡と小関公生だと、

公生が泣き崩れるきっかけは寺西渡が与えたけど、泣き崩れている時もう少し距離感があるんですよ。(1学期の話だけど)

たつなり公生もここはかなりエモーショナル。

泣き崩れる弱いたつなりが見れます。それもよし。

そして、ここから、歌い出す「何を告げればいい」

これ、コンセプトアルバムで聴いてたときは、キザな曲だなーと思ってたんですが、

舞台で聴くとめっちゃいい曲だった!!!!!!

渡の歌い出しが、キザじゃなくて、公生に勇気を与えるために

自分じゃ何もできないことを歌ってる歌だった。

 

で、水田渡が歌ってるのが、いつも感動するんですけど、

東京前楽の小関水田ペアは、ここが本気ですごかった。

小関公生の感情の出し方が半端なくって、悲しみの深さと大きさが、劇場全体に投げつけられたかのように強くて、

そこに反応して水田渡が泣きながら歌ってて、

私もこの曲で初めてボロ泣きしました・・・。

どうしようもない悲しみ、悔しさ、公生を勇気付けるために必死になる水田渡がいい男すぎるよ・・・。

そして、渡が本音をぶつけた後で、今度は椿が強がりながら、自分の気持ちに素直になるシーン。

「ばっかじゃないの!かをちゃんは渡が好きなんだよ。

女関係で渡が相手だったら、勝ち目なんてこれっぽっちもないんだよ!」

椿ちゃん、そうじゃないじゃん!って思うのに、そういう言い方になっちゃうのわかり過ぎて痛い。

知ってる、わかってる、っていう公生も切ない。

わかってる、って公生が答えることによって、余計に椿ちゃんが切なくなるんだよね・・・わかってても気持ちが溢れ出てる公生、自分で負けを認めているようなことを言っちゃう椿ちゃん。

この後の椿ちゃんの「だから少しだけ私を見てよ」が、

それはそれは切なくて、

ほとんど叫びのような歌で、

胸が苦しい!!!!!!

なんでこんなに切ないの、椿ちゃん!!!!!!

3人の、全然重ならない思いが、辛い。青春のすれちがい。

そしてかをりちゃんから公生にかかってくる電話。

公生の気持ちが、この歌の中で大きく変わっていく。

 

それに気づくのも、渡が、

「自分の気持ちに向き合え!」って叱ってくれるからなんだよね。

渡・・・公生のそばにいてくれてありがとう・・・(誰)

そしてこれが恋だと気が付く公生。

電話で、「会いたいんだ」って言った後、

公生も電話を胸に当てるし、かをりも電話を胸に当ててる。

二人とも、恋をしてるんだなあ。ってわかる。

電話を胸に当ててる公生の表情が、ひえ〜〜〜、ひたすらに優しい顔をしていて、

恋をしてることを認めて、安心したんだなあ、とすら思えます。

 

M27 Perfectリプライズ っていうか病院〜屋上のシーン

やっとカヌレを買ってきたのに、食べるシーンなかったじゃん!!!

もうここからはずっと泣きながら観てる。

おんぶをねだるかをりちゃんが、素直じゃなくて、

手招きしたり、指でひょいひょい、っておんぶさせるの、可愛いよね・・・。

それに素直に応じる公生も可愛い・・・。

たつなり公生だと、おんぶが甘い!幸せそうにおんぶする。

小関公生は、ちょっとまだ戸惑いながら、大切なものを抱えるようにおんぶする。

 

コートをかをりにかけてるので、屋上で、小関公生は寒・・・って自分をさするような仕草をする。細かい!雪降るもんね。

屋上は、もう、ふらついたかをりを支えて抱きしめる公生が、かをりの告白(ではないが、もう好きとしか言いようのない、切ない思いを訴える)を聴きながら、涙をポタポタこぼすのが全て!

暗闇のシルエットに公生の零した涙が浮かぶのが、絵画のように美しいです・・・。

 

かをりの、「椿ちゃんが羨ましい」が全てなんだよね。

かをりは嘘をついてまで公生に近づいたけど、それでも絶対に椿ちゃんに勝てないと思ってて、結局みんな片思いになってるじゃん・・・。

 

M28 君はひとりじゃない

下手はコンクール控え室。上手は手術に向かう病院。

恐怖と孤独と闘っている公生に、武士と絵見が心配するの、胸熱。

(原作では3人の交流がもっと描かれているので、少しでも匂わせられて嬉しかった。)

そして、あんなに本気でぶつかってお互いに傷ついた、渡が公生を救うの、マジで泣ける〜〜〜!!!

それも、「俺の分も買っとけよ、一緒に食べるからな!」

って、肩組むの、渡いい男すぎない????(N回目)

頑張れよ、じゃなくて、乗り越えて来い、っていうメッセージだし、一緒にいてやる、っていう宣言だし、かをちゃん好きなのはお前だけじゃないから俺に気を遣うな、なのも超かっこいい・・・。

 

M29 君が聞こえる

もう!ここは!多くを語らなくてもみんな号泣するしかないのですが!!!!!

でも語る!!!

 

すいません、小関公生の歌の好きなところ挙げてもいいですか?

・「溢れ〜だす」のところ、発声が、柔らかくて、クッションみたいで、気持ちが一緒に漏れ出してるところ

・「あーいしーてーる」の、「あ」の音の出し方!!!!!!!

あんな優しい「愛してる」ある??????

言い慣れた、ちょっと覚えた「愛してる」じゃなくて、

初めて知った、人を大切に思う気持ちを、言葉にしたら「愛してる」になった、みたいな、生きとし生けるものを全て包み込むような、深くて柔らかくて広い、愛してるが、

小関公生、天才なんですが。この「愛してる」だけで泣けるよ。

・「君〜が〜い〜ま〜 き〜こ〜え〜る」の、上った音の、すこーし音を回す(?)ような、色気と感情の豊かな声。だんだんクレッシェンドになっていって、もう、感情を全て曝け出すような歌。

 

何しろ!推しなので褒め称えますけれども!!!

難しい曲を歌いこなしてる、じゃなくて、

そのメロディが自然に出てくるくらいまで感情が高まって、その感情がたまたまメロディに乗って出てきた、ような歌。

だから感情が高まったところは、本当に伸びやかにどこまでも伸びていくし、何しろ音がそのまま心を揺さぶるー。

それが堪能できるのがこの作品で、特にこの曲だと思う・・・。

 

始まった頃は、ここでもとにかくベシャベシャに泣いていた小関公生だったけど、

東京の後半は、歌の最後の方では、愛を知れた喜びを感じているかのような、幸せな表情で歌って弾いていたのが印象的でした。

そして、その表情で歌っている方が、より伸びやかで、より感動的な歌声だった・・・。

 

ラストシーンは、

椿のいじらしさ。蹴っ飛ばすの可愛い。素直じゃなさすぎ。

でも、きっと公生は一生かをりちゃんを思い続けるんだろう・・・

 

僕の中に、君がいるから

 

は、

小関公生がいうと、少しだけ、少しだけ何かを思い出してしまうけど、

 

だからこそ、その言葉を深く発せられるんだと思うので

 

そのまま受け取ることにして、

全力拍手をするのでした。

 

****************

 

さて、全体を通した感想と、書き忘れたものを。

 

まず。

正直、始まるまでは、

やっぱりミュージカル化なんてしなくてよかった、とか思われたらどうしよう!と心配も少ししていた。

曲がいいのは知っていたけど、何しろ人気作品だし・・・。

でも、蓋を開けてみたら、コンセプトアルバムに入っていない曲もみんな良かったし、

メインキャストもアンサンブルもみんな良かったし、

作品としての力が素晴らしかった。

 

しかも、よくある時代物とか、戦争ものとかじゃなくて、

誰にでも共感できる普遍的な話で、

若いキャストを思う存分活かせるという意味でも、新しいし、

漫画やアニメのファンであろう、高校生がたくさんきていたし、

いくちゃんファンの皆様のたくさんきていたし、

若い、ミュージカル初めての層を取り込める、ありそうでなかった作品だな、と思いました。

爽やかで、切なくて、身近で、キラキラとした命の煌めきを見せてくれるという意味でも、貴重な作品。

 

ストーリー的には、

そもそも、原作漫画読み終えて最初の感想が、「渡が理不尽すぎる」だったし、

そこは許せる人と許せない人がいるのはわかるので、仕方ないと思う!

(後、原作の中学生だったから許せた過ちが、高校生になったらぜんぜん笑えないよね、というのもある)

まあでも、その愚かさも含めて、それでも限られた命を精一杯生きる、というエネルギーに満ちた作品でした。

何よりも表現が美しいよね。それがミュージカルでも存分に生かされていた。

 

東京公演は、全公演満席御礼のパーフェクト、とのこと。

すごい。ミュージカル界の大物を何人も揃えた作品でもないのに、これは快挙。

しかも、始まってから口コミでガンガンチケット売れたの、すごかったよね。

 

でも、若さが大事な作品なので、キャストも変わりながら再演していくタイプだと思うので、このオリジナルキャスト版は、ぜひ円盤に残して欲しい!!!!!!!

 

キャストそれぞれについても。

 

たつなり:公生タイプ違うじゃん!?と思ってたけど、さすがだった。上手かった。

でも、最後の方で観たとき、初日付近のまとまった感じより、かなりチャレンジしてる様子だったのが意外でした。安定感があるし、カテコの陽キャっぷりは可愛いですね。

 

いくちゃん:歌うまい。かをりハマり役。よく聞いてるとちゃんとピッチずれてるときもあるし、リズム遅れてることもあるんだけど、なぜか歌ってると上手く聞こえる人。あれなんで???凄くない???

シングルでやり切ってるの、本当すごい。マチソワして生放送でて、マチネ出てそのまま夜ライブ行ってたことあった。体力おかしくない???

 

ふうかちゃん:可愛い・・・歌うますぎる・・・ ふうかちゃんが全体を安定させていた感じがある。そしてみんなが、「報われない役をさせたら天下一品」って言ってるの、納得だった。でも幸せな役も見たい。

 

水田さん:マジで、今回の渡は最高だった。水田航生のかっこよさが全開になってた。誰がどうみても超イケメンのスーパースターだった。そして小関くんを可愛がってくれて支えてくれてフォローしてくれてありがとうございました(誰)

 

寺西くん:私の中ではミュージカルの人だったので、違和感なかったんですが、ダンスが水田さんと違うのをみて、Jだ・・・!!となりました。小関くんと仲良くなった???歌もうまかったなー。

 

小関くん:ミュージカルファンで観にきた方が、何人もが、小関くんの歌を褒めてくれていたのがオタクとしてはとてつもなく嬉しかった・・・!!!そして、原作アニメをリスペクトしつつ、どこまでも優しさのにじみ出る、小関くんの公生だった。キャラクターとして、歌でもお芝居でも全部が繋がっていて、全く破綻がなく、演技の全てが本当に感じているものから出てくる感じ、小関くんの、深く深く追求していくお芝居の凄みを何度も感じました。

 

アンサンブルキャストさんもみんな凄すぎた。名前もかなり覚えました!

キラキラでみんな可愛かったし、いろんな個性のひとがいて、これからの時代の俳優さんたちなんだな、というのもとても良かった。

 

総じて、

期待されてたけど、期待を遥かに上回る作品が生み出される瞬間を目撃できて、幸せすぎました!!!!!!!!!

 

地方公演が始まる。私もあと少しだけみるけど、

アンサンブルも全部ちゃんと観たいから、何卒円盤化、配信を!!!!!!

 

素晴らしい作品に出会えて幸せでした!!!!!!

 

 

四月は君の嘘 感想つれづれ③

②の続き。終わるのか心配になってる。

①②はこちら

 

harutreasure1.hatenablog.com

 

harutreasure1.hatenablog.com

ネタバレだけをしていくので、よろしくお願いします!

 

 

M17 崩れ落ちる世界

1幕がかをりが倒れて終わって、2幕は病院とかで始まるのかなーとか思ってたら、

まさかのコンクールシーンに戻った!

と、不穏な曲が始まって、宙に舞うかをり…

この曲が好き…小関公生の絶望の歌…奈落に突き落とす…

これは好みだと思うんですが、低い音まで綺麗に出して安定的に歌えるのはたつなり公生なんですよ。

ここは、特に絶望を込めて歌うのもあり、小関公生は低い音が少し引っ込んだ感じになる。

私はそれでも、強弱がついて感情がより乗ってる小関公生もいい!となってたんですが

東京前楽の小関くんは、神がかったように上手くて、低い音も出てるのに感情MAXだった…!!

 

人がいっぱい絡んできて、公生が飲み込まれる演出、ホントいい…下に降ろされて、また捕らえられて、腕を広げて仰向けのまま運ばれるときの、小関公生のお芝居がもうめちゃめちゃ良くて、

仰向けで上向いてても目を見開いて恐怖に固まった顔してて、

これがトラウマを呼び起こした心象風景なんだ、っていうのをこっちもジンジン感じる。

ひえー、2幕の始まりこんなのヤバい。一気に引き込まれる。

 

M18 君がわからないリプライズ

膝ついてうずくまった公生にかをりが話しかける…と思ったら現実は退院パーティーだった!

目醒めるのが椿渡のクラッカーなのも可愛いね!

乾杯のお水は公生には椿が、かをりには渡が渡すんだよね!

そしてケーキが運ばれてきたぞ?待望のもぐもぐタイム!!!

ここ、いつもお芝居そっちのけでケーキチェックと、椿渡のわちゃわちゃ見ちゃう…

そして君がわからないは相変わらず可愛くて可愛い。

ここで椿が、かをりと公生の2人を見つめ始めてしまう…気がついてきた椿ちゃん。切ない。

かわいいお尻がみえたあとは、やっとかをりと公生も食べられるよー。

 

M19 映画みたいにリプライズ

だいたいいつも、椿が最初に一番食べたいやつ取ってる笑

そして水田渡は大きな口でバクバク食べて完食する。

かをりがケーキ取って、公生にどっちがいい?って聞くんだけど、まあだいたい指したのと違うの渡される公生。

ケーキこぼしたり、ほっぺにつけたり、一口あげたり、渡にとられたり、可愛いわちゃわちゃがあって、だいたい小関公生は一口しか食べられてなかった…。

たつなり公生は生クリーム嫌いなのに食べさせられてる率高かったと、タイムラインで見かけたよ…。

 

ここでかをりのパパママであるはらしんさんと未来さんがめちゃめちゃ素晴らしい「映画みたいに」を歌ってくれるのだが、

ごめんなさい!!!!!

ほぼ、ケーキもぐもぐをみてた!!!!!

歌は素晴らしいのよーーーー。

しかもほぼここしか歌わないのにーーーー(みんなでは歌ってくれるけど)

 

M20 流れ星をつかまえよう

ケーキ屋さんから帰る公生のもとにかをりが追いかけてくるシーン。

「それ君の忘れ物じゃん!」ってちょっと呆れてトーン高く言う小関公生大好き。

ここもジャイアンいくちゃん、じゃないかをりちゃんの可愛さ全開!楽譜を「ほれー…」って押しつけるのずるいよね。可愛い。

 

でこの曲は好きなところがあり過ぎなんですが、

忘れるわけないよ 降り注ぐ拍手を

が公生パートになったのがまず最高!

あと、

ぼーくーにーはきみが眩しすぎてみつめられなーい♪

のところの、小関公生の歌い方が、大好き!!!!! 誰かと共有したい!!!

ここをこんなに情緒感ある歌い方できるの、ジャズっぽい歌い方だからだと思うんだよね!

で、2人でハモリながら階段を上り下りして…

そして!

 

橋からジャンプ!!!!!!!シルエット!!!!!!

 

初めて観た時ここで泣くかと思うほど美しくて息が止まった!!!

あの、ジャンプのシルエットが、

小関公生は、アニメの再現してるよね?????

手は下に、脚を前に曲げてジャンプ!

かをりもそうだと思う… 

*確認した!やっぱりそうだった!リスペクトが過ぎる!!!!!

 

ちなみにたつなり公生はジャンプ低い。

なんで?飛びそうなのに。

 

橋から飛び降りてる、は原作未見の人は分かりにくいのかもしれない…だって川だってわからないもん…

でも、シルエットが美しくて最高のシーンすぎる。青春!!!!!!

 

ところで愛の悲しみについて、椿ちゃんが、

「公生ママが弾いてたのと、なんか違う」

っていうやつ、原作ではバイオリン版とピアノ編曲版との違いを指してるのかと思ってたんだけど、

本作では弾き方の違いを述べていた?

 

M21 あいつの背中を追いかけて

絵見ちゃんが弾いてるーーーーー!!!

絵見ちゃん、多分ホントにピアノやってた人じゃないかなと思いました。腕の筋肉の使い方と肩の使い方が、本気で弾いた人!!!

弾いてる姿が綺麗すぎて、いつも感動する。

髪も美しい・・・女神。

公生があらわれて一気にやる気でる絵見ちゃん、可愛い。

 

そしてかをりちゃんが来ないガラコンサート。

途中から椿ちゃんが小関公生のボタン閉めてあげるようになって、余計に切なさが増す!!!!!!

公生のことが好き過ぎるだろ、椿ちゃん!!!

(ちなみにたつなり公生だとこれやらない…そんなんプライドが許さなさそうだもんね…)

 

翼くんの三池くんがいい感じに口尖らせてて、まさに三池くん!

そして、公生の「ちょー怒ってる」が言い方かわいすぎ…静かに本当に怒ってるのが余計可愛い………

 

そして、

 

M22 さよなら母さん

 

母さんはどんな風に弾いてたかな?

からのリトル公生

 

もうここは毎回号泣なので、

思い出すだけで泣きそうですが 

 

しかしいくらボーイソプラノだからって高いにも程があるよ、ワイルドホーンおじさん…

 

もう、この曲の小関公生の歌い方が好きで好きでたまらないので、暑苦しくなるので嫌な人は飛ばしてね。

 

ボロッボロに泣きながら、心にあった後悔と愛が口から溢れてきたら歌になった…みたいな、反射的に胸が震えて涙が出てしまう歌。

どこまでも伸びるからびっくりする。

そして抑揚が大きく、繊細な心の動きが伝わる、広がっていく声。

 

そしてお母さんの声…

このシーン、漫画でも号泣したしアニメでも号泣したけどミュージカルでも号泣するつくりのまんまだった!!!

胸を切られるようなお母さんの願い…焦り…

公生に辛く当たってしまったその心の奥…

それに気づいてぐっちゃぐちゃに泣きながら歌ってる公生…

むり…

 

ここはたつなり公生も違うけど良いです。

何が違うか…うーん、うまく表現できない…

これは観てしか言えない…(レポの意味とは)

 

小関公生が蓋をしてた感情が溢れて大きく爆発してる感じ

たつなり公生は心に閉じ込めてた罪の意識に気づいて鍵を開ける感じ

 

そのまんますぎるし説明になってないが…

 

ここの曲も、2幕最初の崩れ落ちる世界とモチーフが共通になってて、対になってるんだよね。絶望に堕ちていく歌と、絶望から救い出される歌。

ミュージカルって面白い・・・。

 

あれ、さよなら母さん、からの場面転換画思い出せない…

拍手でそのまま暗転だっけ??

 

M23 君は見つけたね、の歌(私がいなくても) 

ベッドに横たわって出てくるのはちょっとお約束感はあったけど

か細い歌声になるかをちゃん。

そしてお見舞いといえば渡の本ですね。

紙袋を寺西渡が破いちゃって、トートバッグになったの笑いました。

途中から、ちゃんと「いちご同盟だって」と

水田渡が触れてくれるようになったの、ほんと原作リスペクトだった。

 

コンクールの申込書渡すかをちゃんの言い方も可愛いんだけど、

それをすごく、複雑な気持ちで呆気にとられて見つめてる椿ちゃんもいじらしい!

公生とかをりの間でしか共有できない何かを持っていることに、嫉妬し始めてる・・・。

 

M24 最後の夜

学祭!!!!大好き!!!

みんな可愛くてキラキラしてる。青春!!!

メイド姿の絵見ちゃん(元栄さん*です)も解釈一致すぎるし、

着ぐるみとか、ギターとか、キラキラうちわとか

眩しい!!!

元栄さん*…元栄菜摘さん。(栄は旧字体?なんだがMacだとうまくでない)

何回目かの先生・ひのあらたさん・・・。でも全部先生で全部違う。

いつもかっこいい先生すぎる・・・。

わちゃわちゃと歌に見惚れていると、幼なじみ3人組がやってくる。

タマゴサンド公生!原作リスペクトシーン!

最初の頃、食べる前に椿ちゃんに丸っと取られたりしてて、食べれてない、公生・・・

とか思ってたら、途中から一口分ちぎって片手に持ってくるようになった。

なので一口は食べられるようになってたよ。

しかし口に入れてもぐもぐしながら「このタマゴサンド、マヨネーズが控えめで・・・」ってセリフあるの、なかなかないよね、こういうミュージカル。

可愛いし楽しいので、いいのですが!(そしてこの後の切ないシーン前のオアシス)

 

で、かをりちゃん登場!

退院できたんだね、に微妙に言葉を濁すかをちゃん。

4人でスマホで写真撮るところ、ジェイミーみたいに本当に撮ってアップして欲しかったー。

公生がいつも後ろで控えめなピースなの、公生すぎて良い。

 

そして切ない切ないフォークダンスシーン。

お似合いの二人を見つめて切なく歌う公生を、

そんな公生を見つめて切なく歌う椿ちゃんが、

わーーーーん、切なすぎる!!!

胸がぎゅーっとする!

公生はかをりちゃんが大切な人になってきているのに、お似合いの二人を見て自分ではないと言い聞かせてる(退院祝いでもそうだけど)

椿ちゃんは公生がかをりちゃんを好きになっているのに気がついていて、そこで初めて自分が公生を大切に思っていることに気がつく

 

そして渡と一緒にいたはずのかをりが、渡を適当にあしらって公生のところにわざわざ来るのが・・・そしてそれを椿が見ているのが・・・

えー、見ないで椿!!!と心で叫びました。
実際、椿は公正に駆け寄ってくるのに、かをりがくるのを見てやめて、見ないようにして通り過ぎていくのだが、過ぎたところで会話を聞いているんだよね・・・

渡を探しにいく?という公生に、フォークダンスもいいけど、流れ星みたいな・・・というあたりまで聞いて、足早に去っていく椿・・・

切ねえ・・・高校生特有のこの感じ・・・

そしてまた代役に任命された公生は、かをりが差し出した手に今度は自分から手を出していくのだ・・・好きが加速していく・・・!!!

そしてここからのアンサンブルの歌が最高!!!
ここから何かが始まる盛り上がりだし、メロディラインが切なくて、力強くて、力を振り絞って未来を変えていく意志に溢れてて、集まってのダンスを見ているとなぜか泣けてくるんですよ。精一杯生きてる!!!っていう感じが。

この曲好きすぎる・・・音源くれ・・・お願いします東宝さん・・・円盤を何卒・・・。

屋上?で流れ星を見る二人。ここがいちばん幸せな二人だよね。と一度全部見ると2回目からこのシーンの愛おしさが変わる。

でも、好きを認めきれなくて、ぎこちない公生。ここの、絶妙に居心地悪そうだけど嬉しそうなお芝居が小関公生うますぎる。たつなり公生ももちろん良いんですが、もうちょい自然に座ってる。小関公生は本当に女の子と二人でいることに慣れてなさ過ぎ。(椿以外)というのが、伝わり過ぎて、も、もどかしい・・・もっと楽しみなよ・・・会話してあげなよ・・・と保護者目線になってしまう。
保護者目線で見ているとあっという間に、かをりちゃんが帰らなくちゃいけなくなる・・・。外出許可・・・。ここでおかしいということを感じ始める公生。ここは脚本がとても上手い。まだ後夜祭終わってないよ、から外出許可になって、わざわざ”忘れちゃいそうだったから”学校にきたかをりちゃん。あれ?と思っている間にかをりちゃんが倒れる・・・。

車椅子を取りに行く走り方が、小関公生絶妙におかしくて良い。(褒めてる)(でもこれは小関くんのデフォルトかもしれない)

 

M25 時間よ、止まれ

車椅子の押し方が、小関公生はゆっくりゆっくり進んでいく(盆が逆走してる)けど、たつなり公生は進んでは止まり、進んでは止まりだった気がする。でも途中からどっちもやっていたかも・・・。

車椅子を押しながらいつも小関公生が俯いて泣いているのだけど、そんなに泣いちゃうの??って思ったら、その後歌詞に「ただ涙が、こぼれてくる」ってあるんだった。

そもそも、「渡がよかったよね」に対して、「どうして?」っていうかをりちゃんの気持ちに気づいてよ!と思うけどかをりちゃんもはっきり示さなくて、

なのに、なぜか泣いてしまうのは、かをりちゃんがよくなってないことを、公生が悟っているからなのか・・・。ちなみにたつなり公生もここは大体泣いていた気がします。

この後はもう切ないっていうか辛い。

あんまり良くないことを告白するかをりちゃん。母の姿と重ねて、薄々気づいていたことをはっきり言われて動揺する公生。自分のことなんか忘れなよ、というかをりちゃん。私と心中しない?というかをりちゃん。(ここはいちご同盟のセリフであることはもう少し提示して欲しい。そうじゃないとちょっと重たくて暗すぎる。)

ただでさえ病気が良くない、ということの意味を知っていて、トラウマがあって、さらに、心中しない?いや、出会わなければよかった、とか言われて、そりゃあ公生は混乱するよ。さっきまでほのかな恋心に気づくかどうかだったのに。

ここですでに泣いていたのに、この後のシーン(ここからほぼ続いて始まる)がまたすごいのが、本当役者さんってすごいんですよ!(語彙力がなさ過ぎ)

 

********

ああ!やっとここまできた!でもこの後が本番だと思う・・・。

頑張って書くぞ!

 

四月は君の嘘 感想つれづれ②

①からの続きです。

①はこちら。

 

harutreasure1.hatenablog.com

ネタバレしかないからね!!!

 

M8 Beautiful Game

初日一番びっくりした曲!

水田さんがめっちゃめちゃ踊るじゃん!!!

華麗なステップとジャンプターン、キレッキレ!

しかも真ん中で歌い上げるし、歌上手いし、キラキラしてる!

さすが王子様*だった………!!!!!

完全に目が♡になりました。

長い手脚、滞空時間長くてびっくりするし、そうだったこの人マジでかっこいいんだった!!!!!

知ってたのに忘れてた!!!!!

いやー、渡亮太、今までで一番水田さんに合ってる役だったのでは… 

さすが元サッカー部!PK対決*でしょーたさんに負けてた気がするけど!

王子様*…水田航生くんは「第1回アミューズ王子様コンテスト」でグランプリをとり、芸能界入りしました。

PK対決*…2022年お正月に松島庄汰さんとやった配信番組で、サッカー未経験者の松島さんとPKで対決。元サッカー部の水田さんが完敗するという事件がありました。

そしてめっちゃテンション高く盛り上がったあと、シュート外した直後に泣きの演技入るの、ほんとすごい、俳優さんって…

そして並んで挨拶するところ、拍手毎回しそうになるけど誰もしない。なんで!

 

ちなみに寺西渡は、ジャニーズ的な踊りで、

アミュとJの文化の違いを学んだ。(?)

あと、寺西さんは、歌がグランドミュージカルの人っぽい上手さ方向なんだな、というのが印象的でした。

 

例えるなら、水田渡は他校から女の子が観にくるスーパースター。

寺西渡は、学校で一番モテる憧れの先輩。

という感じ。

 

で、この曲の途中の、椿ちゃんおんぶシーンなんですが。

無理しすぎなんだよ。

はい。(おんぶ待ちの姿勢)

足怪我してるんでしょ?

椿の我慢なんかすぐわかる。

って流れなんですが。

 

小関公生は、すっごく自然に声が寄り添って、なんていうか言い方の距離が近いんですよ!声と言葉の距離が。

で、

ほら!今なら渡の試合間に合うから!

って急かす時に、おんぶのために伸ばしてる手をくいくい、ってやるんですけど、

それがもう幼なじみ感すごくて、いつもやってるおんぶ、っていうかやったことあるし特別だと思ってないおんぶじゃん!ってその手の動きだけで分かるっていう… 

いやまて。そんなの好きになるに決まってるじゃん!!!!!

だからその無自覚に優しいやつ、小関くんがやると罪にしかならんのよ!!!

で、それからの

意外と軽いんだな、椿は女の子なんだな

ですからね…

そりゃ椿ちゃんも背中で暴れるさ…暴れないとどうにかなっちゃいそうだもん!

しかも、どれも茶化さずすごい自然に言うところが、沼。

 

たつなり公生だと、もっと普通。椿との距離感がもう少しあるんだよね。

ツンデレ?言葉は別に優しくないけど、行動が優しい。でも、別に優しさじゃなくて普通にやってる。

のが逆に罪…ギャップにキュンとするやつ。

 

全体的に椿ちゃんがいい子すぎて。椿ちゃんに感情移入しがちでした。

原作だと、椿ちゃんは自分迷子で、ほかの人と付き合ったりもするから、椿ちゃんの成長見守る感じになるんだけど、ミュージカルはそのエピはなくなってたので、公生への想いにだけちょっと鈍い、気を遣える超いい子、だったからね。

 

M9 君がわからない

このシーン、この曲、もうどれも可愛すぎて神!!!

代役に任命しちゃうかをりちゃんが小悪魔的に可愛くて天才だし、

代役!?!?!?ってなってる公生が可愛い。

特に小関公生は、目をまん丸にして、すごい困って戸惑って慌ててパニックになってるのがめちゃめちゃ可愛くてアニメか!くるふわの髪を手でぐちゃっとしたりするのもアニメ感が増すー。

たつなり公生も目はまん丸になって、呆然としてる感じ。

 

ここ、店員さんもカフェのお客さんも可愛くて、

曲の中のストップモーションも可愛いし、後ろの踊りも可愛いし、ワッフル食べてる二人も可愛い(といっても公生はひと口しか食べれない、かをりに差し出しちゃう小関公生可愛い) 目が絶対に足りない!

ずっと見てたい…

特に、「もう一度君の音楽が聴きたい〜♪」のところで、

手を前に出して、後ろに引いて、って滑らかにやる振りが可愛くないですか????

(絶対伝わらない)

 

「たーだ音楽楽しむだけよ」「ぼーくにはたのーしくーない」のところの、かをりが公生の肩に肘をかけるとこ、初日は普通にかけてるだけだったのに、途中から思いっきり、無理矢理肘を乗せてて、肩を外した公生が手でその形のかをりを支えてるのも可愛かった。公生ズあんなに背が高いのにあんな無理矢理やる??笑

あと、「子供たちの純粋な願いを踏みにじる気?」の時のかをりも!ファンの方々のおっしゃる「ジャイアンいくちゃん」が出るとこ、どれも可愛いねえ。似合う!

 

そして、きらきら星を弾くシーンなんですが、

 

まさか!本当に弾いてるなんて、前楽まで知らなかったんですが!!!!! 

 

 

小関くん、そういうことはもっと早く教えてください!!!!!!

今回席が全部遠かったので気づけなかったよ!!!!!

(ここでアミュモバにチクチクしておく)

 ちなみにこの回答、男子たちがクセ強すぎて最高。女子チームのもみられるから公式さんTwitterチェックしてね。

 

ピアノ、多分弾いた音のオンオフを切り替えられる電子ピアノになってるのかな?

(弦とハンマーはなくて、小さなBOXが中にあった気がする、オペラで覗いた感じだと)

その切り替えの関係で、初日はきらきら星流れなかった*のかな…

前楽は終わりの辺りでミスタッチがあって、

本当に弾いてたんだ!となりました。

きらきら星流れなかった*…初日、きらきら場所流れるのかな?と思ったら聴こえず、そのまま「聞こえない…」とセリフに入っていて流さないのかなーと思っていた。他にも聞こえなかった回があるらしいです。

で、弾けなくて(途中でやめて)、逃げ出して、追いかけてきたかをりと言い争うシーン。

 

母さんに元気になってほしくて

頑張って優勝したのに、

あんな演奏で満足してるのかって

トロフィーを叩き落とされた

だから言ったんだ

お前なんかしんじゃえ!って

 

だから言ったんだ、からの小関くんの演技がすごいんですよ。

心の奥にしまってた、抱えきれない罪の記憶を告白して、取り乱して感情が溢れ出ていて、

さっきまで穏やかだった公生が、内側に隠してる苦悩を見せているのが痛々しいほどわかる。

 

ここ、途中で雨降ってくるんですが、ほとんど音だけで…

できたらもう少しプロジェクションとかで雨の映像欲しかったなー。

びしょ濡れになるほどの雨だというのが伝わりにくかった。

 

二人で公生の家に向かったあと、同じ場所を椿が通りかかる。

ここも、椿をもっと見せてほしかったな。

よくみてないと、遠くとかだと、椿ちゃんだとわからないんじゃないかな?

それがわからないと次のシーンで唐突に椿の家になるから…

 

M10 月の光

椿ちゃん歌がうま過ぎるんですが。

おーい、公生ー

が絶妙にハスキーボイスなのが、体育会系女子っぽくて萌える。

 

あと!!!!

シルエットでピアノ弾いてる小関公生が、ねえ!良すぎるんですが!!!!!

シャツで弾いてると、あの角張った肩幅と、長い腕と長い指が、色っぽいんですよ!!!

あのシーンを永遠にリピしたいから円盤ください…

 

M11 ごめんねの歌(ひとりぼっちのピアノ)

彼シャツいくちゃんめちゃカワ。

 

あと!公生に首がすごーく詰まったクルーネックTシャツ着せてるのが、正しい!となった。

だって鎖骨あたりとか見えたら色気漏れる二人なので…(ダブル公生のことね)

パーカー着せてるのも正しい。肩周りと腕が見えたら(以下同文)

そもそも制服ズボンがダボダボ太いのも、高身長脚長小顔イケメンの中の人をすっかり冴えないメガネくんにしてて天才。

(水田渡のパンツは細目なので手脚3メートルが目立つ)

 

ごめんねの歌は、かをりが公生に片想いしてるのと、公生にピアノをとにかく弾かせたいのとを歌ってるんだと思うんだけど、

原作未見で観た方、どちらが強く感じました???

これがどっちに見えるかは、その後の物語の受け取り方に大きく影響するような気がするのだけど…

 

じゃあねー、で捌けていくかをりちゃんのスキップとタオル回し可愛すぎてクラクラする。私が恋に堕ちそう!一度、回すの失敗したとき、わざわざもう一回回し直してて可愛すぎた。

 

M12 One Note

武士がピアノ弾いてるーーー!!!

そして青いドレスの絵見ちゃんがとてもキレイ。かっこいい。凛としてイメージ通り過ぎる。

ここでこの2人が公生追いかけてる理由が歌われるんだけど、2人の歌がうまい!

 

基本的に公生がみんなに愛されている物語なので、ライバルズも公生に憧れてるし、また弾いてほしいし、なんならメトロノームじゃなく弾いてほしい(これは原作でのみ語られてる?)と歌い上げる。

公生求められてる。非凡の証。

 

で、一方公生は会場にいない…

 

M13 君はひとりじゃない

「弾くなんて一言も言ってない!」

には、いくら推しが演じている公生でもかなりイラッとしましたね。

断るならちゃんと断れー!(社会人なのでそれは許せない)

 

ここは、公生の心を開いていくプロセスが、意外と難しい気がするんだけど

(変化を見せないとだし、かといってすぐに懐柔されないし、黙って聞いてるだけなので冗長になりがちだし)

小関公生は顔の向きをゆっくり変えていくことで、心境の変化を繊細に演じていた。

たつなり公生は、小関公生より心の扉重い感じ?しっかり観れていなかったかも、私。

 

このあと渡椿が乱入して、

「オレのかをりちゃんに迷惑かけてるんじゃねえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

と公生に掴みかかるのだが、

水田渡が回を追うごとに容赦なく掴みかかって公生を引きずっていく感じが強くなっててエモかった。

公生の、「女の子が教えてくれたよ」に、

だろ?ってニコニコすぐ許しちゃうのが、熱くていい奴感あって大好き。

 

M14 Speed of Sound 

ここですよ!青春!!!!!!

公生の「この自転車、誰の〜?!」

で曲が始まるこの感じ。アニメだ!!!

語ることいっぱいありすぎてどうしたら???

初めて観た時は、自転車目いっぱい漕いでるのに進まなくて盆がゆっくり回るのに ??????面白いー!

となったんですが、

だんだんその間に4人に起きてることが面白すぎて、盆が早く回りすぎてなくて良かったと今は思います()

 

水田さん、こんな激しくチャリ漕ぎながらこの曲歌い出しから歌い上げるの、マジですごいな!!!!

「走りーぬーけーてくぅーうううー」の歌い方すごい好きだし上手い。

このチャリ漕ぎをシングルキャストでやってるふうか椿ちゃんはもっとすごい!あんな細いのに!!!ねえ大丈夫???膝とか痛めてない????(過保護)

 

で。

後ろに乗ってるかをりと公生なんですが、

かをりは公生に、「楽譜読め!」って言ったり、風を感じて楽しそうにしてたりしてる。

 

公生は…

小関公生は、びっくりしてしがみついてて、かをりちゃんに言われてカバンから楽譜だすのだが、

楽譜開いたら風で煽られてバサバサバサバサ…………ってなって読めない!

っていうのを演技でやってる小関くん!!!!!

(これ初日はやってなくなかった??)

そういう小技(小さくないけど!)を真面目な顔してやるところ、なんか初めて観た気がするぞ??????

 

確かにこのシーン、疾走感をどう出すかは課題で、何しろ盆がゆっくり回るし、自転車動かないけど、大事なシーンなので、渡も椿も、ひゃっほー!みたいに勢い出してるし、坂道っぽいムーブ入れたり頑張ってるんだけど、

この楽譜バサバサが入ることでいい感じにバタバタして、彼らにフォーカスするとスピード感を少し感じる気がする。

いやその努力とスキルよ…すごいよ小関裕太…。

たまにかをりちゃんがバサバサの楽譜を押さえて読め!ってやってたりしたな。

前楽の時は楽譜バサバサがあまりにすごかったのでかをりちゃんが爆笑してた。

 

ちなみにたつなり公生は出すのに苦労したり、怒られながらピアノを膝で弾いたりしてたよ。全体的にバタバタ慌てがちな小関公生と、静かに行動しがちなたつなり公生!

 

M15 僕にピアノが聴こえないならRep

ピアノに向かう時ちゃんと前ボタンはずして裾を避けるのと、弾いてる時ちゃんと肩と腕と手首を連動して動かしてるのと、ちゃんと演奏者を見てるの、

本当にちゃんと練習したんだなーーーーー!と感動した。ピアノ13年くらい弾いてたので、(下手だけど)、小関公生のピアノ弾いてる演技の拘りに気付けてよかったー。

(たつなり公生も練習した跡はみられたよ!!!!)

 

そして、途中から不協和音で入ってくる歌…

公生の苦しみが蘇って、孤独に陥って、とうとう演奏を止めてしまう…

この時、下手の椿ちゃんが、祈るように見ていて、そこから膝をついて崩れ落ちてしまうのが、

暗くて見えないんだけど、ぜひ見てほしい…泣くから…

 

M16 旅に出よう

そして、自分も演奏を止めたかをりが、公生に歌で語りかけるのが、

本当にただ立って、歌で説得してるんだが!!!

動きもなく、ただひたすら、歌が心を開くまで、歌いかけ続ける。

この演出なかなかすごい。普通場が持たないのでは???と思って動きとかいれそうじゃない?

ひたすら歌いかけるかをりに、じっとピアノの前に座ってる公生が心を動かしていく様子を、表情と頭と手の動きくらいでみせるって。

でも、観客は息を呑んでじっと見つめていて、公生の心の動きをじっと待っちゃう。そこで芝居を展開する公生ズ、ここどっちもすごくいいー。

主演に全てを任せてるシーン。すごいな!!

 

Again!の後、演奏を再開して、われんばかりの喝采を浴びる二人。小関公生は最初のうちは、その喝采にびっくりして、呆然としてたんだけど、東京の終わりの方では、拍手を浴びて何かを思い出したように、幸せそうに微笑んでたのが印象的だった。拍手を思い出したんだね…(ちゃんと伏線になる)

 

と、そこで倒れるかをり!

不穏な音で終わる1幕!!!!!

ミュージカルって感じだ!!!!

 

****

あれあれ?1幕後半長かったな!要素詰め込まれすぎてるよ?

2幕に続く!

 

 

 

 

 

 

 

四月は君の嘘 感想つれづれ①

ミュージカル 四月は君の嘘 @2022年5月8日〜29日、東京 日生劇場

 

の感想をまとめてみるよ!

私は小関裕太さんのオタクで、水田航生さんも大好きなので、感想はこのペアに寄っています!

そして小関裕太くんの歌声や演技が大好きなので、多分贔屓目に観てます!

とはいえ木村達成くんと寺西拓人くんのペア、小関寺西ペア、木村水田ペア、も1回ずつ観たので、比較も少し含めながら振り返ってみます。

 

もう気づいてるかもしれないけど、完全なネタバレ、というかネタバレしかしないので、

まだ観てなくて、これから観るよ!という方は

ここで閉じて!お願い!!!

 

 

 

まずはオープニングから、

 

M1 僕にピアノが聴こえないなら

ここで長調の曲なのにものすごい苦悩を表現することで、一気に物語に引き込むのすごい。

 

小関公生の、ここでの苦悩と絶望がいつもすごい。圧倒される。

柔らかい優しい声の呟きのような、「なぜ聞こえない」から始まる歌。

呟くような歌い方で始まり、段々とことの重大さを感じさせ、

「聴こえない…」というセリフで絶望に突き落とされる。

そこからの、恐怖と絶望に殺されそうな、叫ぶような、この歌に釘付けになる。

鍵盤をガンガン叩いて、手が壊れそうに叩いて、聴こえないことへのショック、受け入れられない苦しみが、地獄のようなことだったんだとここでわかる。(大体ここでもう泣く)

 

あと、曲の最後が必ずクレッシェンドで伸ばしながらものすごい声量で終わるのもほんと好き。そこにほんの少しこぶしというか、声をくるっとめくって終わるのと、(ああいうのなんていうんだろう)

わざとらしくないビブラートが、本当に感情の震えのようなビブラートなのが、めちゃめちゃ心に響く。

 

たつなり公生は、もっと、歌っぽい、

歌がうまいんだな、がわかりやすいというか。

安定した音、安定した声で始めて、もちろん絶望もするんだけど、地獄のような絶望というよりは、暗闇に閉じこもったんだな、という感じ。

 

この時点で既に、

小関公生は、ものすごい恐怖と悲しみに襲われ、トラウマになって、その蓋を開けないように何も感じないように生きていく

 

たつなり公生は、真っ暗闇に閉じ込められて、同時に自分の心にも鍵をかけて、人との関わりを諦めて生きていく

 

というスタンスの違いが明確になる。

 

M2 掴み取れ、の歌 (僕らの時間)

公生と椿の関係が、

小関公生: 唯一、遠慮なく話せる女の子で、兄弟みたいな関係

たつなり公生: くされ縁(一言で済ますな)

という感じなの面白くないですか?

たつなり公生は、ほかの女子とも多分喋れるけど、コミュニケーションを拒否してて、椿だけはまあ話す、みたいな感じ。

小関公生は、女の子と話すのも苦手、笑顔で受け流すのが普段で、椿にだけは憎まれ口叩く、みたいなモテないキャラ感が出るのなんですかね。

 

で、渡との関係も、ちょっと違って、

小関公生と水田渡→ 公生をほっとけない、世話焼きな渡 でも渡の心のオアシスが公生

たつなり公生と寺西渡→ 席順で仲良くなった二人 本当は強そうな公生を渡が一目置いてる

みたいに見えました。

ちなみに、小関寺西だと、二人ともいい奴過ぎて、なんで仲良いのかちょっとわかんない感じはある…

(本気でケンカとかしそうにない) 

木村水田だと、つれない公生に絡まずにいられない渡、になる感じ。

この二つの組み合わせは1学期*に観ただけなのでそのあと変わってるかもしれない。

1学期*…四月は君の嘘公式さんが、東京公演期間を休演日を境に1学期、2学期・・・と数え始めたのだが、休演日が3日あったので、3学期のあとは・・・?とざわついた。結局、2回目の休演日の前後はいずれも2学期、ということで着地。

 

後半のアンサンブルさんの盛り上がりで、まずゾクゾクするよね。キラキラした青春の物語なんだ、と全身で感じるし、彼らの本気が伝わってくるの、めちゃめちゃ気分が盛り上がる。厚みがすごい!ここから始まるぞ!感。

ちなみにここはいつも、めいちゃん*ともえぎちゃん*に釘付けになってます。

めいちゃん*…片岡芽衣さん

もえぎちゃん*…飯塚萌木さん

 

M3 Perfect ショートVer. 公園での出会い 

木にかかってる靴を取る時、

「何かの目印?」のあと、「魔除けかな?」っていうの、小関公生だけだよね???

魔除け!って!!!

完全に小関公生じゃん(?????)

このセリフでも、この後の周りを見渡してピアニカの音色聴いて、かをりちゃんに出会うまでの動きでも、小関公生はふわりとしてて世界を優しく眩しくみてることがわかる。

 

たつなり公生は、フラットに、あまりいろんなことを感じないように生きてる様子。

 

かをりちゃんに何持ってんのよ!と凄まれるときも、小さくなってすごく慌てて引き渡す小関公生と、びっくりして呆気に取られるたつなり公生。

 

かをちゃんを紹介されたときの水田渡のデレデレっぷりいいよねー。ときめいてる感!いや、あまりにもここでときめかれるとその後ツラいんですが…

 

音楽ホールに連れていかれる公生も、小関くんは引っ張って連れてかれてて、たつなりは戸惑ってるけど押されたら素直に動いてた。意志がないたつなり公生と、なるべく静かにしてたい小関公生。

 

ここの、かをちゃんとの出会いのシーン、初日前はここが一番心配だった、実は。

ピアニカ吹きながら泣いてるシーン、まず振り向きざまに泣いてるかどうかわかりづらいし、あの大写しのコマ(アニメも漫画も)はビジュアルインパクトのためのコマという部分が大きいから、舞台上ではどうするのー?と思ってたら、

泣いてる、はセリフでカバーしつつ、

歌わせる、でドラマチックにする!は、なるほどー!と思った。

しかも、漫画でよくある花背負った絵を、背景に大胆に花をあしらうことで、象徴的な春の風景として使っちゃう、って天才じゃない???

しっかり再現したセットだったらあの背景使えないんだけど、ここであのシンプルで何にでもなる階段セットにしたメリットが!!!

急に漫画調の背景にしてもおかしくないの、賢すぎる。

 

急にセットの話になるけど、

このシンプルなセットの使い回しが、観客の想像力をかき立てるようになっていて、

だから、こんな教室じゃなかった、とか、こんなホールじゃなかった、とか、原作知ってる勢の“じゃなかった”を起こさない、すごいいいアイディア。

アンサンブル含めた衣装や曲で、どんなシーンかはわかるから、初見勢からしても想像で補える。

私は、この作品についてはこのセット勝ちだったと思ってる。

(でもセリフ中にガチャガチャうるさかったのは勘弁してほしい…公演中少し改善されたけど…再演の時は対策をお願いします…)

 

M4 One Note

でやっとホールだよ。コンクールだよ。

ひのあらたさんがカッコいい…みんな言ってたよー…

この曲すきー。キラキラした日常から真剣勝負の緊張感に一気に変わる。

そして分厚いコーラスで気分が昂揚して、公生の戦っていた世界が見えるのと、公生のこの世界での存在感が提示される。

 

M5 Perfect  (ここに冒涜だ!の歌*も入るらしい)

壁と隙間と、階段と盆の使い方いい。

このPerfectで、かをりが本当は公生に出会うためにここにいることを示せているかな?

ここは、少し中途半端に感じてしまっていた。

はっきりと提示して、公生のじれったさを見守る物語にするのか、敢えて隠して、展開と共に少しずつ滲ませるのか、

隠してるけどかをりの仕草とかでもっと匂わせられたら良かったのかなー。

 

弾いてる曲にミュの曲被せて、その演奏が周りにどう聴こえてるかを表すのほんと天才。

不協和音の曲*が好き。

ここで弾き始めて曲が変わっていくところで、公生が顔色を変えてゆっくり立ち上がっていくところも好き。小関くんの表情演技が最高なのだが、スポット当たってないのがもったいない…

冒涜だ!の歌*、不協和音の曲*…かをりが型破りな演奏を始めた時に、コンテスタントや審査員がそれに違和感を唱え始める歌。

 

M7 One Note 

ホール内のざわめきに対して、オーディエンスのざわめきの質の違いも歌で表現してた。すき。

翼くん*(三池くんな)のキャラの立ち方がとても良い。原作の三池くんが大きくなったら翼くんになる!

翼くん*…中村翼さん。なんとポケカ世界チャンピオンらしい!

 

M8 映画みたいに

小関くんの声が、優しくてうっとりしてて、しかも心の呟きがそのままメロディーになって出てきたような歌い方で、

これって、意外とできる人少なくないですか???

ちなみにたつなりはとても甘い声で上手に歌うのだが、歌う声が少し高いんだよね。話すときあんなにトーン低いのに。

 

あっでもこの曲の終わりで、公生とかをりが二人になって盆ですれ違うところ、かをりが公生を見てるのに公生が気づかない…描写あったね!

初見の人はここでかをりが本当に好きなのが誰か気づくのかな???

 

***

 

 

おっと、もう3000字余裕で超えてるのやばい。まだ1幕の半分では………

 

最後まで行けるのか心配だぞ。

でも気長にお待ちいただければ。

 

 

四月は君の嘘 東京前楽のあと

ツイートしにくいので、ここに綴ります。


これはあくまでも、2022年5月28日ソワレの

ミュージカル四月は君の嘘 東京前楽を観終えて、私の心に浮かんできたあれこれを吐き出したものです。


***


 あの日から、小関くんは表立って悲しみを口にすることはなかったと思う。AAAのときに、思い出を優しく語ってくれたのが初めてかなあ。その時も、「笑顔で。」と、あくまで優しく。

 あとは、いろいろな思いを、とか。オバレの「一番大切なことを」とかで、本当に、気をつけて気をつけて優しく口にするくらいだった。


 でも、君嘘Again!が発表され、インタビューで初めて、「大切な人を亡くした経験」について、触れてくれた。

 価値観が変わった、いい意味でも、悪い意味でも。と言っていたのにはっとしたし、この2年を肯定したくない、と、都合よくポジティブに答えるのを拒否するかのように、はっきりと言葉にしているのが印象的だった。


 君嘘のビジュアルブック特典の動画、水田さんと小関くんの顔を見ると、何度でも泣いてしまう。 目が真っ赤に腫れた水田さん、目の下にクマを作って痩せている小関くん。笑顔で明るく振る舞ってるけど、小関くんは笑えてないし、水田さんはから元気っぽい。

 そりゃそうだ、たしか7/21とかに撮ったやつだもん。

 いくちゃんが全然素振りも見せてないのはプロすぎて凄みを感じたけど。


 で、後から出てきたインタビューのどこかで、その経験の頃にレコーディングがあって、どうしても重なってしまって歌うのが辛かったと言っていて。

 やっぱりそうだったんだなあと、答え合わせができてしまった。


 小関くんが、この作品のインタビューで、初めて想いを語ってくれたのは、この作品と春馬くんのことが、絶対に切り離せないくらい結びついているからなんだと思った。小関くんは、多分、嘘をつきたくない人。嘘をつかなくちゃいけないことはもちろんいっぱいあるけど、自分の気持ちに嘘をつかないで生きていきたいと思ってる人、だと思ってる。だから、簡単に、この2年がプラスになってます、とか、前向きに、とかの言葉でごまかさず、この作品と向き合う時にずっと一緒に向き合ってきた絶望を、それでも優しい言葉で口にしてるんだなと思った。


 初日から、ずっとべしょべしょに泣いていて、なんなら稽古の時からずーっとずーっと泣いていて、そんなに泣いて痩せないかい?肌荒れないかい?とこちらが心配になるほど。感情の波が大きすぎて、歌から溢れるほど。


 しばらくすると、その感情の波も少し変化して、もう少し優しい感情も出て来たし、最後はその大きな大きな感情に歌の力が追いついて、素晴らしいパフォーマンスを生み出していたけれど。


 東京こせみず楽のカテコ挨拶。


 この作品は2年前に延期ではなく中止になって、みなさんにも経験がある方もいらっしゃると思うんですけど、僕にも一度いや、何度か、明日って来ちゃうんだな、季節って巡っちゃうんだな、って、明日が来る、季節が巡るというポジティブなはずのことが、ネガティブに思えてしまう経験がありました。でも、この作品に背中を押してもらい、ポジティブに捉えることができたので、季節が巡っても、皆様の中にこの作品が残ってくれたら嬉しいなと思います。


 もうさあ!!!!!!!

 小関くんは!!!!!!!

 どうして嘘をつけなくて、私たちに同じ気持ちだよ、と伝えてしまうんだ!!!!!!

 私たちが心にしまい込んで、ぐっと堪えてる春馬くんへの想いを、僕も持っているよと、そんな美しい言葉で告白されたら、泣くしかできないじゃん!!!!!!


 私はカテコレポをする気にもなれず、胸がいっぱいすぎて、どうしたらいいかわからなかった。

 素晴らしい千秋楽に、優しい、でも悲しい、美しい言葉を受け取ってしまって、ただ、良かったねー、すごかったねー、だけで表現できなくなってしまった。

 隣で聴いてた水田くんはどんな気持ちだっただろう。いくちゃんは?水田くんはもしかしたら、共有してたかもだけど。


***


 いろいろ見ていると、20207月以降の小関くんは、それまで以上に発言に慎重になってる。ものすごく、誰も傷つけないように、言葉を選んで、スタンスを考えて、丁寧に話をしていて、それまでの自由さとか、斜め上に弾けていく感じとかが姿を消している。春馬くんが亡くなってからの、周りに起きたいろんなことは、小関くんも、ほかのハンサムたちも、ものすごく傷つけてしまったんだろうし、本当に辛かっただろうな。

その中で、自分でも決していいとは思えない心境の変化があったことを告白してくれた小関くん。

 なんて誠実なんだろう。芸能人なんだからニコニコしてればいいかもしれないのに、天下一品のニコニコを持っているのに、決してそれを隠みのにしたりしない。それはリスクを冒すかもしれないのに、自分に誠実であることを選ぶ人。


 そういうところ、ちょっと春馬くんに似てると思う。


 でも、なんでそんなリスクを冒してまで、自分の気持ちに誠実に、言葉にしてくれてるんだろうと思うと、単に自分がいいたいからだけでなく、多分、そういう世の中にしていきたい、もあるような気がする。そこまでちゃんと、考えていると思う。それを、覚悟をもって背負ってる。そう思った。


 春馬くんは、映像と舞台と両方で活躍して、舞台の世界に人を連れてこれる俳優になりたいと言っていた。

 ハンサム界隈で今それができる可能性があるのは、小関くんだけだ。しょーまは人を集められるけど、もうミュージカルを観てる人。小関くんは、映像から人を連れてこれる。

 きっと、その役割も意識してるんだろうな。

それは大変なことだけど、敢えて大変なことにチャレンジしようとしてるんだろうな。

ストイックだなあ。

そういうところも似てるよ。


でも、本当に無理はしないでね。

小関くんが、ただ自分の思う道を進んでくれたら、幸せでいてくれたら、私たちは幸せなので。


 君嘘を、小関くん主役でみられること、一緒に旅をさせてもらってることを、本当に幸せに思います。ずーっと年下だけど、すごい人だなと尊敬してる。


 かわいいとか、カッコいいとか、おもしろいとか、そんなことではなくて、その美しい姿で、美しい声で、美しい生き方を貫くために、泥臭くもがく小関くんが、本当に美しいなと思います。


 地方公演も、素晴らしい姿を見せてもらいにいくね。

 そして、私も美しい生き方を目指そうと思います。

 小関くんを見習って。


 旅が終わる頃、夏がくる。

 苦しかった2年を乗り越えたことを、みんなで分かち合えたらいいな。