ずっと見ていたいんだ。

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舞台キングダム 帝劇公演 ①

舞台キングダム、2月5日に無事開幕しました。

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残り1週間となって、もうそろそろネタバレしてもいいかな!

と思ったので、書き溜めていた感想をいったん投下します。

 

★注意★

まだ見てなくて、ネタバレ食いたくないよ!という方は見てからまた来てくださいね!!

 

今のところ、私は、

初日2/5夜、2/9夜、2/11夜、2/15昼、2/19昼
の5公演に参戦。

私は小関裕太くんのファンなので、小関くんを中心に語ります!

 

まず、初日の、終わった直後の感想は、

 

やばくないか、これ!?!?!?!?

 

でした。

 

3時間あっという間すぎた。

目の前で人がいっぱいくるくる回ってて、すごい熱量のお芝居が繰り広げられて、ダイナミックで壮大で、まさしくキングダムの世界で。

キャストすごいな!異種格闘技かよ、って思ってたけど、ぴったりすぎてすごい。

まず、三浦信、これまでせんちひのハクとかヘアスプレーのリンクとかしか見たことなかったから、こんなきったない役初めて観た!!でも、めっちゃバカでまっすぐで、脳直で突進していく信がブレなくてすっごく良い。

そして、小関裕太の漂と政!!!

こんなに出番がずーーーーーーーっとあるなんて聞いてないよ!しかも、セリフも膨大だし、お芝居もめちゃくちゃ難しいし、殺陣も苦労してるの聞いてたけど、すごい量の殺陣で、最初から最後まで殺陣でびっくりしちゃったよ。

 

1幕

登場した漂を観て、初日の感想は、「テニミュのこせきくん??」だった。

可愛い!はしゃいでいて可愛い!突進型の信と戯れてる漂が超可愛い。

そして、死に演技・・・小関くんの死に演技、初めて観たと思う・・・いや、君と世界が終わる日にスペシャルで死んでたけど・・・あとシグナル100でも死んでたけど・・・どっちも即死だったし・・・

うっっっっっまーーーーーーーーー!!!

直前まで激しい殺陣をやってたのに、下半身はピクリともしない。息も絶え絶えで、最後の力を振り絞って、信に抱きつくところ、本当に切なかった。

そして死んでからも、ピクリともしない・・・。

やっぱり小関くんロミジュリやりませんかね???

 

初日はその後の朱凶、むっちゃ怖くて、震え上がってしまった。

こわ!!!トラウマになるわ。。。

 

黒卑村の荒屋で登場する小関嬴政の後姿、後ろ向いてるのに美しすぎてびっくりした。

そして表情。えっ本当に小関くん??小関くんではなくて、明らかに嬴政で、凛とした低い声も姿勢も明らかに高貴なお方すぎて息を呑んだ。

信を叱咤する声も、鋭く、低く響き、朱凶にトドメをさすときの冷酷な美しい所作。

 

これまでの、ブラック/クロウズの神崎支配人とか、松田くんとか、公生とか、パトリックとか、経験してきたたくさんの役の振れ幅の全てを使って、身につけてきた全てのスキルを使って、若き秦の王、嬴政を作っていることに感動した。

小関くんの嬴政は、高貴で、冷静で、賢くて、リスクの取り方や自己開示の仕方をわかっていて、自分が力がないということもわかっている王。

 

地下通路で逃げている政と信と河了貂、なんと本当に火のついた松明持っている!帝劇で火って使っていいんだ!でも怖いだろうな!というのも初日の感想。

 

山の別荘のシーン、すごい好き。この別荘、誰かが手入れしてないと、こうはならないと思うんだけど、の貂に、「山の民だよ」と返すとき、ほんの少し愛おしさというか、優しさというか、エモさが混じるのが小関裕太のお芝居って感じで好き。嬴政が、普段は冷たく感情を表さないようにしているけど、かつての王と山の民の交流や、その感謝を忘れない山の民を、大切に思っていることが滲み出る。

 

ムタとの戦いを見守るところでも、「手が必要か?」と極めてクールに問いかけるんだけど、そこに信の強さへの信頼や、さらなる強さを引き出そうとする意図が見えて、賢いんだな、嬴政!となる。

そしてそれに「ンなわけねーーだろ!!!」ってまんまと乗せられて?一人で戦う三浦信の、損得とか何も考えなくてひたすら強くあろうとするところ大好き。

 

そして、壁が漂の最期を語る回想シーン、まさか、えっこの流れだと回想シーンも本人やるのか???そんな難しいお芝居やるの???と構えていたら、本当にやった!!!

いきなり漂になるのすごい。顔もオーラも声色も違う。し、漂が嬴政の振りして軍の士気を煽るところ、漂が嬴政のふりをしているというのが、嬴政のときとまたちゃんと違くて、天才だった、お芝居がほんっっっとうにうまい。

 

山の王に会うところ、とにかく頭身おかしい小関くん、梅澤楊端和と握手するときの2人の美しさやばかった。美しすぎる。

山の王の時の、信がいちいち好き。頭悪そうなんだけど、まっすぐで、余計なこと考えてなくて、でも漂と二人の夢を胸に進んでいるからこそ出る言葉。三浦信、このまっすぐバカのキャラクタ造形がうますぎた。映画の山崎賢人がやろうとしてたバカさを、もっと上手にやっていた気がする。

 

1幕終わりのみんなで集合して、これから攻め込むぞーーーーのところ、1幕終わる!って感じで盛り上がるよね。大好き。

 

 

幕間。初日、友達と顔を見合わせた。すごくないか、この舞台。

ボリューム感がすごい。

って思ってたけど、2幕はもっと凄かった。

 

2幕

作戦会議に割り込んでくる信を、なだめて座らせる楊端和、梅澤さんだとお姉ちゃん感強いのだが、美弥様だと飼い主感強くて最高!!!そしてなだめられてお座りした信を、一瞥してふん、と笑う嬴政がすっっっっっごくすき。ここは、初日は本当に微かな笑みだったのが、変わってきた。その話はまた後ほど。

 

そして、月の秘密のシーン。

紫夏がいるから、嬴政の過去のシーンがあるのはわかっていたけど、こんなに尺割いてしっかり描いてくれるとは思わなかった。そして無茶苦茶大事なシーンだった。。。

回想へ繋ぐ演出がとてもうまい。その上、過去のシーンなのに小関嬴政もそれを眺めていたり、亡霊の声に苦悶したり、(亡霊の声もご本人だった)ずっとお芝居をしている。

朴璐美さんの紫夏は、ほんっとうにパワフルで、壮絶な愛で政を守るんですよ・・・飲み込まれる。。。

そして、紫夏が息絶えるシーン、子役だけで行かないで、途中で小関嬴政にうつるところ天才の演出。

小関嬴政が初めて感情をあらわにして、泣き叫ぶシーンは本当に圧倒された。あのシーンで客席全部を引き込んで、嬴政がなぜ中華統一を目指すのか、なぜあんなに賢く冷静な王でいられるのか、その心の中にあるものは何なのかを、一気に伝えきった。

絶対、あのシーンでみんな小関嬴政に共感するし、熱演に感動したと思う。

そして、表情だけで帝劇の舞台を一人で埋める小関くんのお芝居が凄すぎた。

ここから今に戻る、その間の数秒に、紫夏を失って悲しみを知った嬴政から、胸に強い決意を抱く嬴政、それを持って王都奪還に挑もうとする嬴政に戻っていくんですが、表情だけでこの経過を表現するの本当すごい。

ボロ泣きしてたのに、すぐ信に声をかけられる時には、冷静な王にスンと戻るのも圧倒的すぎた。

全体的に、信目線で進む物語だけど、特に原作序盤の今回の部分はストーリーを運んで巻き込んでいくのは嬴政なので、嬴政の見せ所が多くて、その分ものすごい難しいことをしてる。でも、小関嬴政は帝劇の真ん中で、ほぼ1人で、舞台を支配できていて、心から感動した。

 

咸陽に攻め込む嬴政たち、お面つけた小関嬴政カッコよすぎませんか?????

スタイルの良さが異常に際立って、変装してるはずなのにカッコいいんですよ。

そして、戦いの火蓋を切る小関嬴政がお面をとった瞬間もカッコよくてなーーーーーーー。

 

ここからの殺陣は本当に目が足りない。どのシーンも目が足りない。

二人ずつ出てきて見せ場作ってくれるのに、全然足りなくてびっくりする。

そして!三浦信の身軽で弾けるような殺陣、小関嬴政の流れるような美しい殺陣。

 

いや、正直、刀剣乱舞の人たちに混じって殺陣やるの、大丈夫かなと心配すらしていたのだけど、なんか、びっくりしてしまった。

動けるのはわかってたから、世の人が想像するよりもずっと素晴らしいものを見せてくれるとは思っていたけど、ここまで仕上げてくるなんて想像の遥か上だった。

そして、感動した初日は実はまだかたさがあったみたいで、回を追うごとにさらに美しく、流麗な刀さばき、そして衣装捌きが美しすぎて、舞を舞っているようだった。

一緒に行った友人が、小関くんの殺陣は衣装の隅々まで神経が通っているかのように綺麗だった。衣装が体の一部みたいに操ってた、と感想をくれて、本当それーーーーだった。

 

しかし恐ろしい運動量だ。こんなの疲労たまるに決まってる。マチソワとか地獄なのでは。本当に怪我だけは怪我だけはしないで。。。

 

セットのいちばん上から、嬴政が、皆を鼓舞するシーン。

「戦意を断つなーーーーーー!!!!」からのセリフ、低く、鋭く、強く大きい声で結構なセリフを言い続ける。ミュージカルを頑張ってきた成果が出ていて、すごい迫力。これも、初日よりどんどんよくなっていてびっくりする。

 

どでかいランカイに信が倒されて、気を失って、夢の中。王の装束を着てるけど、漂が現れる。オーラが漂。笑顔、優しさ、愛おしさ。そして着物を翻した瞬間、ガラリとオーラが変わる。漂じゃない、政!息を呑んだし鳥肌立った。すごい。声色が、表情が、もあるけど、オーラが変わるのすごい。小関裕太のお芝居はすごい。

 

成きょうを殴る小関嬴政、最高じゃないですか!?!?!?

かっこいい!!!し、怒りと悲しみが同じくらい出てる殴り方で、しかもあの高貴な佇まいから想像できないくらい、拳が速い!リーチ長い!

しかも意外としつこくボコボコにするのなんか妙な爽快感がありました。

ドラマPのみなさん、小関裕太に殴る役ください。すっごくいいです!!!

 

そしてさ、ラストシーン!!!!!

二人で飛びかかるシルエット!!!!!!!!

最高オブ最高!!!

初日、反射的に号泣してしまった。

君嘘の時のシルエットシーン思い出して、めちゃくちゃ泣いた。

 

いやー長くなったな。

時系列の変化の話や、全体を通しての話や、他のキャストの話は次の記事に書きます!!!

 

とにかく 舞台キングダムは想像を遥かに超えて良すぎます!!!