ずっと見ていたいんだ。

舞台を観たり映画やドラマを観たり好きな人をみていたり。

四月は君の嘘 感想つれづれ③

②の続き。終わるのか心配になってる。

①②はこちら

 

harutreasure1.hatenablog.com

 

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ネタバレだけをしていくので、よろしくお願いします!

 

 

M17 崩れ落ちる世界

1幕がかをりが倒れて終わって、2幕は病院とかで始まるのかなーとか思ってたら、

まさかのコンクールシーンに戻った!

と、不穏な曲が始まって、宙に舞うかをり…

この曲が好き…小関公生の絶望の歌…奈落に突き落とす…

これは好みだと思うんですが、低い音まで綺麗に出して安定的に歌えるのはたつなり公生なんですよ。

ここは、特に絶望を込めて歌うのもあり、小関公生は低い音が少し引っ込んだ感じになる。

私はそれでも、強弱がついて感情がより乗ってる小関公生もいい!となってたんですが

東京前楽の小関くんは、神がかったように上手くて、低い音も出てるのに感情MAXだった…!!

 

人がいっぱい絡んできて、公生が飲み込まれる演出、ホントいい…下に降ろされて、また捕らえられて、腕を広げて仰向けのまま運ばれるときの、小関公生のお芝居がもうめちゃめちゃ良くて、

仰向けで上向いてても目を見開いて恐怖に固まった顔してて、

これがトラウマを呼び起こした心象風景なんだ、っていうのをこっちもジンジン感じる。

ひえー、2幕の始まりこんなのヤバい。一気に引き込まれる。

 

M18 君がわからないリプライズ

膝ついてうずくまった公生にかをりが話しかける…と思ったら現実は退院パーティーだった!

目醒めるのが椿渡のクラッカーなのも可愛いね!

乾杯のお水は公生には椿が、かをりには渡が渡すんだよね!

そしてケーキが運ばれてきたぞ?待望のもぐもぐタイム!!!

ここ、いつもお芝居そっちのけでケーキチェックと、椿渡のわちゃわちゃ見ちゃう…

そして君がわからないは相変わらず可愛くて可愛い。

ここで椿が、かをりと公生の2人を見つめ始めてしまう…気がついてきた椿ちゃん。切ない。

かわいいお尻がみえたあとは、やっとかをりと公生も食べられるよー。

 

M19 映画みたいにリプライズ

だいたいいつも、椿が最初に一番食べたいやつ取ってる笑

そして水田渡は大きな口でバクバク食べて完食する。

かをりがケーキ取って、公生にどっちがいい?って聞くんだけど、まあだいたい指したのと違うの渡される公生。

ケーキこぼしたり、ほっぺにつけたり、一口あげたり、渡にとられたり、可愛いわちゃわちゃがあって、だいたい小関公生は一口しか食べられてなかった…。

たつなり公生は生クリーム嫌いなのに食べさせられてる率高かったと、タイムラインで見かけたよ…。

 

ここでかをりのパパママであるはらしんさんと未来さんがめちゃめちゃ素晴らしい「映画みたいに」を歌ってくれるのだが、

ごめんなさい!!!!!

ほぼ、ケーキもぐもぐをみてた!!!!!

歌は素晴らしいのよーーーー。

しかもほぼここしか歌わないのにーーーー(みんなでは歌ってくれるけど)

 

M20 流れ星をつかまえよう

ケーキ屋さんから帰る公生のもとにかをりが追いかけてくるシーン。

「それ君の忘れ物じゃん!」ってちょっと呆れてトーン高く言う小関公生大好き。

ここもジャイアンいくちゃん、じゃないかをりちゃんの可愛さ全開!楽譜を「ほれー…」って押しつけるのずるいよね。可愛い。

 

でこの曲は好きなところがあり過ぎなんですが、

忘れるわけないよ 降り注ぐ拍手を

が公生パートになったのがまず最高!

あと、

ぼーくーにーはきみが眩しすぎてみつめられなーい♪

のところの、小関公生の歌い方が、大好き!!!!! 誰かと共有したい!!!

ここをこんなに情緒感ある歌い方できるの、ジャズっぽい歌い方だからだと思うんだよね!

で、2人でハモリながら階段を上り下りして…

そして!

 

橋からジャンプ!!!!!!!シルエット!!!!!!

 

初めて観た時ここで泣くかと思うほど美しくて息が止まった!!!

あの、ジャンプのシルエットが、

小関公生は、アニメの再現してるよね?????

手は下に、脚を前に曲げてジャンプ!

かをりもそうだと思う… 

*確認した!やっぱりそうだった!リスペクトが過ぎる!!!!!

 

ちなみにたつなり公生はジャンプ低い。

なんで?飛びそうなのに。

 

橋から飛び降りてる、は原作未見の人は分かりにくいのかもしれない…だって川だってわからないもん…

でも、シルエットが美しくて最高のシーンすぎる。青春!!!!!!

 

ところで愛の悲しみについて、椿ちゃんが、

「公生ママが弾いてたのと、なんか違う」

っていうやつ、原作ではバイオリン版とピアノ編曲版との違いを指してるのかと思ってたんだけど、

本作では弾き方の違いを述べていた?

 

M21 あいつの背中を追いかけて

絵見ちゃんが弾いてるーーーーー!!!

絵見ちゃん、多分ホントにピアノやってた人じゃないかなと思いました。腕の筋肉の使い方と肩の使い方が、本気で弾いた人!!!

弾いてる姿が綺麗すぎて、いつも感動する。

髪も美しい・・・女神。

公生があらわれて一気にやる気でる絵見ちゃん、可愛い。

 

そしてかをりちゃんが来ないガラコンサート。

途中から椿ちゃんが小関公生のボタン閉めてあげるようになって、余計に切なさが増す!!!!!!

公生のことが好き過ぎるだろ、椿ちゃん!!!

(ちなみにたつなり公生だとこれやらない…そんなんプライドが許さなさそうだもんね…)

 

翼くんの三池くんがいい感じに口尖らせてて、まさに三池くん!

そして、公生の「ちょー怒ってる」が言い方かわいすぎ…静かに本当に怒ってるのが余計可愛い………

 

そして、

 

M22 さよなら母さん

 

母さんはどんな風に弾いてたかな?

からのリトル公生

 

もうここは毎回号泣なので、

思い出すだけで泣きそうですが 

 

しかしいくらボーイソプラノだからって高いにも程があるよ、ワイルドホーンおじさん…

 

もう、この曲の小関公生の歌い方が好きで好きでたまらないので、暑苦しくなるので嫌な人は飛ばしてね。

 

ボロッボロに泣きながら、心にあった後悔と愛が口から溢れてきたら歌になった…みたいな、反射的に胸が震えて涙が出てしまう歌。

どこまでも伸びるからびっくりする。

そして抑揚が大きく、繊細な心の動きが伝わる、広がっていく声。

 

そしてお母さんの声…

このシーン、漫画でも号泣したしアニメでも号泣したけどミュージカルでも号泣するつくりのまんまだった!!!

胸を切られるようなお母さんの願い…焦り…

公生に辛く当たってしまったその心の奥…

それに気づいてぐっちゃぐちゃに泣きながら歌ってる公生…

むり…

 

ここはたつなり公生も違うけど良いです。

何が違うか…うーん、うまく表現できない…

これは観てしか言えない…(レポの意味とは)

 

小関公生が蓋をしてた感情が溢れて大きく爆発してる感じ

たつなり公生は心に閉じ込めてた罪の意識に気づいて鍵を開ける感じ

 

そのまんますぎるし説明になってないが…

 

ここの曲も、2幕最初の崩れ落ちる世界とモチーフが共通になってて、対になってるんだよね。絶望に堕ちていく歌と、絶望から救い出される歌。

ミュージカルって面白い・・・。

 

あれ、さよなら母さん、からの場面転換画思い出せない…

拍手でそのまま暗転だっけ??

 

M23 君は見つけたね、の歌(私がいなくても) 

ベッドに横たわって出てくるのはちょっとお約束感はあったけど

か細い歌声になるかをちゃん。

そしてお見舞いといえば渡の本ですね。

紙袋を寺西渡が破いちゃって、トートバッグになったの笑いました。

途中から、ちゃんと「いちご同盟だって」と

水田渡が触れてくれるようになったの、ほんと原作リスペクトだった。

 

コンクールの申込書渡すかをちゃんの言い方も可愛いんだけど、

それをすごく、複雑な気持ちで呆気にとられて見つめてる椿ちゃんもいじらしい!

公生とかをりの間でしか共有できない何かを持っていることに、嫉妬し始めてる・・・。

 

M24 最後の夜

学祭!!!!大好き!!!

みんな可愛くてキラキラしてる。青春!!!

メイド姿の絵見ちゃん(元栄さん*です)も解釈一致すぎるし、

着ぐるみとか、ギターとか、キラキラうちわとか

眩しい!!!

元栄さん*…元栄菜摘さん。(栄は旧字体?なんだがMacだとうまくでない)

何回目かの先生・ひのあらたさん・・・。でも全部先生で全部違う。

いつもかっこいい先生すぎる・・・。

わちゃわちゃと歌に見惚れていると、幼なじみ3人組がやってくる。

タマゴサンド公生!原作リスペクトシーン!

最初の頃、食べる前に椿ちゃんに丸っと取られたりしてて、食べれてない、公生・・・

とか思ってたら、途中から一口分ちぎって片手に持ってくるようになった。

なので一口は食べられるようになってたよ。

しかし口に入れてもぐもぐしながら「このタマゴサンド、マヨネーズが控えめで・・・」ってセリフあるの、なかなかないよね、こういうミュージカル。

可愛いし楽しいので、いいのですが!(そしてこの後の切ないシーン前のオアシス)

 

で、かをりちゃん登場!

退院できたんだね、に微妙に言葉を濁すかをちゃん。

4人でスマホで写真撮るところ、ジェイミーみたいに本当に撮ってアップして欲しかったー。

公生がいつも後ろで控えめなピースなの、公生すぎて良い。

 

そして切ない切ないフォークダンスシーン。

お似合いの二人を見つめて切なく歌う公生を、

そんな公生を見つめて切なく歌う椿ちゃんが、

わーーーーん、切なすぎる!!!

胸がぎゅーっとする!

公生はかをりちゃんが大切な人になってきているのに、お似合いの二人を見て自分ではないと言い聞かせてる(退院祝いでもそうだけど)

椿ちゃんは公生がかをりちゃんを好きになっているのに気がついていて、そこで初めて自分が公生を大切に思っていることに気がつく

 

そして渡と一緒にいたはずのかをりが、渡を適当にあしらって公生のところにわざわざ来るのが・・・そしてそれを椿が見ているのが・・・

えー、見ないで椿!!!と心で叫びました。
実際、椿は公正に駆け寄ってくるのに、かをりがくるのを見てやめて、見ないようにして通り過ぎていくのだが、過ぎたところで会話を聞いているんだよね・・・

渡を探しにいく?という公生に、フォークダンスもいいけど、流れ星みたいな・・・というあたりまで聞いて、足早に去っていく椿・・・

切ねえ・・・高校生特有のこの感じ・・・

そしてまた代役に任命された公生は、かをりが差し出した手に今度は自分から手を出していくのだ・・・好きが加速していく・・・!!!

そしてここからのアンサンブルの歌が最高!!!
ここから何かが始まる盛り上がりだし、メロディラインが切なくて、力強くて、力を振り絞って未来を変えていく意志に溢れてて、集まってのダンスを見ているとなぜか泣けてくるんですよ。精一杯生きてる!!!っていう感じが。

この曲好きすぎる・・・音源くれ・・・お願いします東宝さん・・・円盤を何卒・・・。

屋上?で流れ星を見る二人。ここがいちばん幸せな二人だよね。と一度全部見ると2回目からこのシーンの愛おしさが変わる。

でも、好きを認めきれなくて、ぎこちない公生。ここの、絶妙に居心地悪そうだけど嬉しそうなお芝居が小関公生うますぎる。たつなり公生ももちろん良いんですが、もうちょい自然に座ってる。小関公生は本当に女の子と二人でいることに慣れてなさ過ぎ。(椿以外)というのが、伝わり過ぎて、も、もどかしい・・・もっと楽しみなよ・・・会話してあげなよ・・・と保護者目線になってしまう。
保護者目線で見ているとあっという間に、かをりちゃんが帰らなくちゃいけなくなる・・・。外出許可・・・。ここでおかしいということを感じ始める公生。ここは脚本がとても上手い。まだ後夜祭終わってないよ、から外出許可になって、わざわざ”忘れちゃいそうだったから”学校にきたかをりちゃん。あれ?と思っている間にかをりちゃんが倒れる・・・。

車椅子を取りに行く走り方が、小関公生絶妙におかしくて良い。(褒めてる)(でもこれは小関くんのデフォルトかもしれない)

 

M25 時間よ、止まれ

車椅子の押し方が、小関公生はゆっくりゆっくり進んでいく(盆が逆走してる)けど、たつなり公生は進んでは止まり、進んでは止まりだった気がする。でも途中からどっちもやっていたかも・・・。

車椅子を押しながらいつも小関公生が俯いて泣いているのだけど、そんなに泣いちゃうの??って思ったら、その後歌詞に「ただ涙が、こぼれてくる」ってあるんだった。

そもそも、「渡がよかったよね」に対して、「どうして?」っていうかをりちゃんの気持ちに気づいてよ!と思うけどかをりちゃんもはっきり示さなくて、

なのに、なぜか泣いてしまうのは、かをりちゃんがよくなってないことを、公生が悟っているからなのか・・・。ちなみにたつなり公生もここは大体泣いていた気がします。

この後はもう切ないっていうか辛い。

あんまり良くないことを告白するかをりちゃん。母の姿と重ねて、薄々気づいていたことをはっきり言われて動揺する公生。自分のことなんか忘れなよ、というかをりちゃん。私と心中しない?というかをりちゃん。(ここはいちご同盟のセリフであることはもう少し提示して欲しい。そうじゃないとちょっと重たくて暗すぎる。)

ただでさえ病気が良くない、ということの意味を知っていて、トラウマがあって、さらに、心中しない?いや、出会わなければよかった、とか言われて、そりゃあ公生は混乱するよ。さっきまでほのかな恋心に気づくかどうかだったのに。

ここですでに泣いていたのに、この後のシーン(ここからほぼ続いて始まる)がまたすごいのが、本当役者さんってすごいんですよ!(語彙力がなさ過ぎ)

 

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ああ!やっとここまできた!でもこの後が本番だと思う・・・。

頑張って書くぞ!